こんにちは、たぬきパンチです!
お子様の習い事やご自身の趣味活動を検討する中で、「ボクシングや空手の格闘技に興味があるけれど、目(視力)が悪くて実際できるかどうか心配…。」という方がいらっしゃるかと思います。
筆者は超近視(視力0.01)で眼鏡歴30年、コンタクトレンズ歴25年、格闘技歴12年のスポーツインストラクターです。
眼鏡やコンタクトに関しては長年悩んできました。
今回は、目が悪くても格闘技(ボクシング、空手)は可能かどうか、眼鏡(めがね)やコンタクトレンズで実際格闘技をやってきた筆者の体験談をもとに書いていきたいと思います。
眼鏡での格闘技は可能か?
それでは、まずは眼鏡での格闘技が可能なのかについて解説しますね。
ボクシングやキックボクシング、空手の様な直接接触のあるスポーツでは眼鏡で攻撃を受けると眼鏡のレンズが割れてしまいます。
しかし、私が所属するジムや、周りの道場のケースで説明しますと、「眼鏡での格闘技の練習は可能」です。
例えば
- シャドーボクシング
- パンチやキックのミット打ち
- 空手の型練習
- 筋トレやサーキットトレーニング
- ボクササイズ
など、実際の”接触がない”メニューも色々とあります。
また、パンチでの顔面への打撃が禁止されているフルコンタクト空手の道場では、眼鏡のまま軽い組手(マススパーリング)をされている人を見かけます。
但し、習い事や軽い練習としてのレベルでは眼鏡のままでの格闘技は可能なのですが、「スパーリングをしたい」「試合に出てみたい」「選手になりたい」という方には、「眼鏡での格闘技(スパーや試合)はできない」が正しい表現になります。
ジムや道場に体験入門する際に「眼鏡着用ですが入会できますか?」と具体的に相談することをお勧めするよ!
眼鏡だと”強度の強い練習”ができないとなると、”コンタクトレンズでは可能だろうか?”となりますよね。
それでは、次の章で見ていきましょう。
コンタクトレンズでの格闘技は可能か?
ネットで色々な事例が流れていますが、まずはプロの専門家(眼科のお医者さん)に、自身の眼の状態を診察してもらうことが重要です。
筆者は最低1年に一回はコンタクトレンズを買う際に、毎回主治医の先生に
「直接打撃のある格闘技をやっているのですが、私の眼の状態は大丈夫でしょうか?
また、ソフトコンタクトレンズで試合に出ていいんでしょうか?」と相談する様にしています。
先生、格闘技がしたいです!
たぬきパンチさんの眼の状態は良いので大丈夫です。定期的に病院に来てくださいね。
※自己判断することなく専門の先生に相談することが重要!
冒頭に述べた通り筆者は超近眼の為、長年ソフトコンタクトレンズ(1Dayの使い捨てタイプ)を使用して格闘技ライフを楽しんでいます。
※筆者は上記の1Day使い捨てコンタクトレンズ(ジョンソン&ジョンソン アキュビューオアシス)を使用しています。
↓筆者は、病院で受診した後、ネットで注文をすることが多いです。
実際、今まで20試合近くアマチュアの大会(キックボクシング、空手、拳法、総合格闘技)に出場してきましたが、幸い試合中にコンタクトレンズがズレたり、落ちたことはありません。
たぬきパンチの場合は運が良かったのと、アマチュアなのでヘッドギアを被っての試合になるので、被弾する面積が少ないというのが要因かも!
しかし、ジム内で仲間内で顔面打撃有りのスパーリングやグラップリング(寝技)を行い、ソフトコンタクトレンズがズレる(服などについて無くなる)ことがたまにあります。
コンタクトレンズ使用可能な大会は?
コンタクトレンズを使用しての大会は、アマチュアに関しては多くの大会が「着用可」としています。
筆者自身が実際出場したり、セコンドでついていった経験や、調べてみた情報を説明しますね。
アマチュア総合格闘技(MMA)
まずは、打撃だけでなく投げ技・締技・関節技があり相手との接触が多い総合格闘技(MMA)のアマチュア大会の例を見てみましょう。
- アマチュア修斗
- アマチュアパンクラス
- 他各種アマチュアMMA大会
上記の修斗、パンクラスと有名なアマチュア大会のどちらもセコンドで大会に付いていったことがありますが、会場で他のジムの選手が「ソフトコンタクトがはずれた~」と、試合後に話している場面に遭遇したことがあります。
アマチュアキックボクシング
続いてパンチ、キックが顔面に強くヒットするキックボクシングのアマチュア大会の事例です。
- K-1アマチュアキックボクシング
- RISEアマチュアキックボクシング
- 他各種アマチュアキックボクシング大会
私はよくアマチュアキックボクシングの試合に出ていたのですが、しっかりとした団体だとアマチュアでも当日ドクターチェックがあります。
その中で、眼の状態確認もあるのですが、コンタクトレンズ着用したままでも特に指導を受けたことはありません。
フットワークが苦手な後輩が、キックの試合で完全に足を止めて殴り合っていたら、両眼ともコンタクトレンズが吹っ飛んで行ったよ(遠い目…)
一方で、厳密にコンタクトレンズの使用について明記している競技もあります。
アマチュアボクシング
権威あるアマチュアボクシングだけあってルールの規定が明確ですね。
コンタクトレンズ
競技者はソフトコンタクトレンズを装着して競技を行うことができるが、その他のコンタクトレンズは使用することができない。
(1)競技者がソフトコンタクトレンズを装着して競技する場合、選手手帳・健康申告書にその旨を記載し、スポーツエントリーズチェックで医師に申し出なければならない。
(2)競技中にソフトコンタクトレンズを失った場合。
① 競技者が競技を続行することを受け入れれば試合は続行される。
② 競技者が競技の続行を拒否した場合は、相手選手がABD勝ちになる。
(3)ソフトコンタクトレンズを使用しての矯正視力は両眼とも0.4 以上なければならない。
※ソフトコンタクトレンズを使用しない競技者は、裸眼で両眼とも0.1 以上の視力でなければならない。
ソフトコンタクトレンズは使用可能ですが、上記の競技規則と通り細かい取り決めがあるので従わなければなりません。
どの競技も、コンタクトレンズが試合中に外れても、試合を続行する強い気持ちと技術が必要になってくるね!
今回競技ごとに確認する中で、アマチュア総合格闘技、アマチュアキックボクシング、アマチュアボクシングなど大丈夫なものも多い事がわかりましたが、ルールや使用条件をしっかり確認してエントリーする必要がありますね。
まとめ
今回は、目が悪くても格闘技は可能かどうかを、眼鏡やコンタクトで実際やってきた筆者の体験談をもとに説明しました。
ボクシングやキックボクシング、空手の様な直接接触のあるスポーツは視力がとても重要になりますが、視力が悪い方はそこを乗り越えていかなければなりません。
実際、有名なプロの中にはコンタクトレンズ(1Dayの使い捨てコンタクトレンズ)をされている方が多数いらっしゃいますので、今後プロでコンタクトレンズを使用されているケースも、当ブログで紹介できればと思います。
眼鏡のまま始めてみたい方はジムや道場に相談、スパーや試合にチャレンジしてみたい方は眼科の先生に相談してコンタクトレンズを検討されてください!
コメント