こんにちは、たぬきパンチです!
お子様の習い事や、自分の趣味のスポーツ活動を検討する中で、「子供が、自分が、怪我をしてしまったらどうしよう、、、」と考える方が多いかと思います。
そんなスポーツ活動をされる方にお勧めの保険が今回説明する「スポーツ保険」になります。
スポーツ保険を有効活用し「うちのクラブは加入してますのでご安心ください!」とアピールしたい所でありますが、代表の方やとりまとめ役の方で「加入の仕方がよくわからないよ、、、」という方がいるかもしれません。
そこで今回は、格闘技ジムで10年以上「スポーツ保険の申し込み担当」をしている筆者が、気になるスポーツ保険の内容や、入り方、申し込み方法、保証金額について説明して行きたいと思います!
スポーツ保険とは?
一般的にスポーツ保険というと、公益財団法人スポーツ安全協会の「スポーツ安全保険」のことを指します。
まずは、公益財団法人スポーツ安全協会がどのような目的で、スポーツ安全保険を設立したのか見てみましょう。
スポーツ安全協会は、文部省(現文部科学省)や日本体育協会(現公益財団法人日本スポーツ協会)等の尽力によって、昭和45年12月10日に設立された営利を目的としない公益財団法人です。
公益財団法人スポーツ安全協会は、スポーツ活動および社会教育活動の普及奨励を図り、これらの活動等における安全の確保に関する事業、活動に伴って生じる各種事故に対処するための事業等を行って、スポーツおよび社会教育の振興に寄与することを目的としています。
“営利を目的としない公益財団法人”とあるように、支払い時の申請の処理や判断を、非常に中立的に行うイメージがあります。
加入できる団体は?
スポーツ安全保険は「4名以上のアマチュアの団体・グループ」が加入できます。
また、意外に思われるかもしれませんが、「スポーツ活動以外の団体」も加入できます。
どのような団体か、具体的に見てみましょう。
スポーツ団体
- スポーツ少年団、野球・サッカー・フットサル・バレーボールのチーム
- 柔道・剣道・空手道の道場
- テニス・水泳の教室
- 大学・企業の体育会クラブ・サークル
- 総合型地域スポーツクラブ など
文化活動団体
- 陶芸・絵画・囲碁・コーラス・吹奏楽のサークル
- 茶道・華道・料理の教室 など
ボランティア・地域活動団体
- 清掃活動団体、緑化活動団体、防災活動団体
- 青年団、婦人会
- PTA活動団体、交通少年団 など
その他の団体
- 学童保育、放課後子ども教室
- 子ども会
- 高齢者大学、生涯学習講座
- 各種同好会 など
文化活動やボランティア活動、学童保育など幅広い会をフォローしている団体であることがわかりますね!
試合によっては「スポーツ保険に入ってない人は参加不可」の場合もあるので注意だよ!
スポーツ保険の入り方は?
スポーツ安全保険の入り方に関しては2種類あります。
- インターネット(スポ安ねっと)
- 加入依頼書
パソコンが苦手な高齢者の方向けに、紙ベースの加入依頼書がありますが、協会としてもメンバーの追加や次年度以降の更新ことも考え「インターネット(スポ安ねっと)」を推奨しています。
※以下、申し込み方法に関しては、インターネット(スポ安ネット)を説明させて頂きます。
加入依頼書も、下記内容を書き込む事になりますのでご参照ください。
インターネットでのスポーツ保険の申し込み方は?
まずは、申し込みの前段階として「会員登録」が必要になります。
下記の通り、スポ安ネットの説明通りすると簡単にできますのでご安心ください。
パソコン、プリンタの確認の確認
推奨OSは、Windows 8 / Windows 10、推奨ブラウザは、Internet Explorer11 / Edgeとなっていて、確認が求められます。
メール、ソフトウェア(Adobe Reader 7.0以上がインストールされていること)、プリンタが使用可能なことの確認があります。
該当すればチェックして、進んで大丈夫です。
※以下からの画像は「スポ安ねっと」の実際の申し込み画面を切り抜いています。
規約等確認
「スポーツ安全協会 インターネット会員規約」「スポーツ安全協会 スポ安ねっと 利用規約」の二つの規約しっかり読んで、項目にチェックしましょう。
会員登録区分入力
「一般の団体」もしくは「短期スポーツ教室」どちらかを確認してチェックを入れましょう。
団体名入力
「団体名」と「団体名フリガナ」を入力しましょう。
会員情報入力
まずは、登録をする団体で行う活動をすべてチェックしましょう。
項目はたくさんありますが、団体で実際行っている活動内容に沿った形での登録を探します。
その後、初回の方は、下記のようにフォーマットに沿っての入力が必要になります。
- 代表者役職
- 代表者名
- 代表者住所
- 代表者電話番号
- 会員登録を行う都道府県
- 連絡メールアドレス
- 団体区分
- パスワード
- 秘密の質問(パスワード紛失対策)
入力が終わると連絡メールアドレスに連絡が着ます。
メールが来ないときは迷惑メールフォルダ等に入ってない確認をしましょう!
メンバーの登録は?
上記の基本情報の入力が終わると次は、加入者の情報入力(団体員名簿作成)となります。
スポ安ネットにログインし、対象者(4名以上)の
- 氏名
- 性別
- 年齢(生年月日の入力でも可)
を入力します。
代表者情報を入力するのが大変でしたが、団体員名簿作成は比較的簡単なので、ご安心ください!
決済方法は?
決済方法は、3つあります。
- 金融機関のインターネット・モバイルバンキング
- 金融機関ATM
- コンビニエンスストアPay-easy(ペイジー)
申し込みの際、選択が可能ですので、代表の方が決済しやすい方法で行って下さい。
また、どの支払い方法も、別途システム利用料(140円)が発生しますのでご注意ください。
毎年、ジムのみんなのシステム料を代表して払っているのは、僕だよ(涙)
掛金(年会費は)?
掛金(年会費)はどれだけかかるか見ていきましょう。
下記の通り、加入区分で掛金は変わってきます。
対象者 | 補償対象となる団体活動 (自宅と団体活動への往復中も対象となります。) |
加入 区分 |
掛金 (1人年額) |
|
---|---|---|---|---|
子ども
中学生以下 |
スポーツ活動
文化活動・ボランティア活動・地域活動 |
A1 | 800円 | |
上記団体活動に加え、個人活動も対象
|
AW | 1,450円 | ||
大 人
高校生以上 |
スポーツ活動(指導・審判を含む)
|
64歳 以下 |
C | 1,850円 |
65歳 以上 |
B | 1,200円 | ||
文化活動・ボランティア活動・地域活動
準備・片付け・応援・団体員の送迎 ※ボランティア・地域活動であっても、スポーツ活動を行う場合は補償の対象となりません。
|
A2 | 800円 |
出典:スポ安ねっと
年齢や活動内容によって掛金が変わってきますが、800~1,850円/年の範囲です。
1年間での掛金と考えると、非常に安いのではないかと思います。
補償額は?
気になる「補償額」ですが、こちらも区分によって異なります。
今回は、スポーツ活動64歳以下(区分C)を例に説明致します。
・傷害保険金額 | ||||||||
|
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・賠償責任保険支払限度額(免責金額なし) | ||||||||
対人・対物賠償 合算1事故5億円 | ||||||||
ただし、対人賠償は1人1億円 | ||||||||
・突然死葬祭費用保険支払限度額 | ||||||||
突然死(急性心不全、脳内出血など)に際し、 親族が負担した葬祭費用 180万円 |
出典:スポ安ねっと
スポーツ安全保険は、怪我の内容や治療費に対してでなく、「入院もしくは通院1日につき」という事がポイントになります。
その際、通院の証明として、領収書等が必要になります。
怪我をされ通院をした場合は、スポーツ保険担当者の方と相談しスムーズに処理ができるように通院日数を記録し、領収書等を捨てないように注意しましょう。
ジムの練習で怪我して通院したメンバーに「領収書は?」と聞くと、「あっ、捨てました。」と毎回言われてしまうよ。。。
領収書は再発行することはできませんが、病院に事情を説明し、レセプト(診療報酬明細書)をもらうこともできますが、発行は有料になりますので注意しましょう。
また、スポーツ保険安全保険は自身が怪我をしてしまった場合のみでなく、上記の通り「損害責任保険」として非常に有益な保険です。
スポーツ団体の責任者の方、大会の主催者の方は、加入の推奨をお勧めいたします。
まとめ
今回は、スポーツ安全保険の入り方、申し込み方法や掛金、気になる保証金額などについて調べてみました。
怪我をしないのが一番ですが、「万一の備え」をしておくことは非常に重要です。
団体でスポーツをされる方、特にその代表の方は加入を検討してみて下さい!
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